Q&A
2010年12月01日 (?歳/女性)
アマリス750Zレーシック とアマリス500Zレーシックは何が違いますか?
結果は同じですか?
治療したあとに夜で運転できませんか?
当院では2009年 8月16日からアマリス500Zレーシックを開始し、現時点で最も患者様に選ばれている治療法です。
アマリス500Zレーシックでは以下の機器を使用しております。
【アマリス500Zレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:Ziemer社製 FEMTO LDV
◇エキシマレーザー
:Schwind社製 アマリス
アマリスの最大の特徴は、6次元アイトラッキング(眼球自動追尾装置)が挙げられます。
これまでのエキシマレーザーのアイトラッカーは2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまう為、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
(万が一、このような状態となった際は、角膜の厚さに問題がなければ再手術で改善させることが出来ます。)
しかし、アマリスの持つ、6次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
更に、アマリスは2段階の照射レベルを融合させることで、より早くより正確なレーザー照射を実現し、照射時間の短縮によって角膜へのダメージを軽減します。
どのエキシマレーザーの機械を用いても手術を行うことで高次収差は増大します。
(患者様の近視の量は元々の高次収差の量にもよります)
しかしアマリスは6次元のアイトラッカーを用い、また2段階の照射パターンを行うことで手術による高次収差の増大を最小限に抑えることを特徴としています。
そのため、高次収差の増大によるハログレアの発生を最小限に抑えられる可能性がございます。
当院ではアマリス(6次元)の他、Allegretto WAVE Eye-Q(2次元)を用いた治療を行っており、どの治療法も夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際は夜間の見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリスを用いたアマリス500Zレーシックがより質は高いかと思われます。
アマリス750Zレーシックは2010年10月15日より開始した治療法で、当院の人気ナンバーワンであるアマリス500Zレーシックを、更に進化させた治療法となります。
従来のアマリス500Zレーシックとは以下のような違いがございます。
アマリス750Zレーシックでは以下の機器を使用しております。
【アマリス750Zレーシック】
◇フェムトセカンドレーザー
:Ziemer社製 FEMTO LDV 「Crystal Line」
◇エキシマレーザー
:Schwind社製 アマリス 750S
アマリス750Zレーシックで、フラップを作成する際に使用する FEMTO LDV 「Crystal Line」は、照射エネルギーは非常に低く、また従来の FEMTO LDV は照射速度が1秒間に100万発であるのに対して、Crystal Lineでは、1秒間に 500万発とより早くなっております。
従来のFEMTO LDVも照射スポットに隙間がなく、小さなスポットでの照射が可能でしたが、Crystal Lineは、より小さなスポットでの照射を実現しました。
これによって、フラップをよりスムーズに開くことが出来ますので、組織へのダメージが一層軽減されます。
非常に滑らかなフラップ作成が可能となったことによって、術後の高次収差が最小限に抑えられ、クリスタルクリアビジョンと呼ばれる質の高い見え方を追求できます。
また、角膜を削る際の機器(エキシマレーザー)のアマリス 750Sと従来のアマリスの違いとして、周波数の違いとしてあげられます。
周波数の違いは、トータルの照射時間の違いとなりますが、従来のアマリスも 500Hzと、当院で使用しているAllegretto WAVE Eye−Q(400Hz)と比較して、同じ度数を矯正する場合、Allegretto WAVE Eye-Q は約6秒、アマリスは約5秒と、照射時間が短いのですが、アマリス 750S(750Hz) の場合は約3秒と、照射時間がより短く乾燥の影響を受けにくいため、更に精度の高い照射が可能となっております。
※照射時間が長い場合には、術中の乾燥により、レーザーの効果が強く出てしまい、過矯正気味になることがあります。
手術直後はお一人でご帰宅が可能な程度の見え方となっておりますが、近くが見えにくくなる場合があり、光がまぶしかったり、ぼやけた状態になりやすくなっております。
視界は良好ではありませんから、お車やバイクの運転はできません。
公共交通機関にてお越し下さい。
手術後は15分程度の休息をとられた後、医師による検診を受けて頂いてからのお帰りとなります。
手術直後は近くが見えにくくなる場合がございますが、お一人でご帰宅が可能な程度の見え方となっており、翌日にはほぼ改善されます。
また光が眩しかったり、ぼやけた状態になりやすくなっておりますが、大体 1週間程度で改善されます。
また、翌日検診後は裸眼で生活頂けます。
ほとんどの方は手術翌日は良好な視力に回復されており、運転可能な場合が多いのですが、手術してまだ間もない時期は視力が不安定になりやすく、疲れると見えにくい、夜間にクルマのヘッドライトがまぶしく感じる、光がぼやけるなどの症状が出やすく、あくまで運転できるかどうかは本人の見え方の自覚での判断となってきます。
尚、夜間の運転は、安全のためにも術後 1週間程度は控えて下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。