Q&A
2010年12月04日 (28歳/女性)
目の乾燥と手術時期についてうかがいます。
ソフトコンタクトレンズ(ワンデーアキュビューモイスト)を週に数回のほかはメガネを使用しております。パソコンは毎日数時間使用します(仕事ではなく自宅でです)。
この頃は、コンタクトをつけてすぐに乾燥、およびかすみが生じます。
つけていられないほどではありませんが、目薬をしてもあまり軽減されない状態です。
また、何日かコンタクトをつけずメガネのみを使用していた場合でも、乾燥を感じ(目薬が必要なほどではありません)、目をぐっと閉じると、ああ、疲れていた、乾いていたな、と感じます。
ほかに、何年も前から、朝起きた時、乾きからまばたきがスムーズにしずらいので3年ほど前に眼科医にたずねたところ、眼球(のカーブ)が大き目なので睡眠中に目をわずかに開けて寝ていることが原因だと言われました。
その際の簡単な検査(糸のようなものを下まぶたにひっかけるもの)では特にドライアイではない、と言われました。
以上のように乾燥が気になるのですが、乾燥する人は手術後のフラップの癒着がスムーズにいかないのではないか、と勝手に想像している次第です。
もしこのようなことが実際ある場合は、乾燥しているといわれる12月や1月など冬場の手術は避けるべきでしょうか。
(個人的には早ければ2月から花粉で目がかゆくなるのでその時期より前にと考えています。)
よろしくお願いいたします。
日本国内の環境であればとくに、手術するのに適さない時期というのはありません。
また時期的には花粉の時期を避ける必要はなく、花粉症がある場合でもほとんどの場合、手術には影響ありません。花粉症の治療に使用する点眼薬内服薬注射は、レーシック治療には支障ありませんのでご安心下さい。
また、レーシック治療後の花粉症治療に関しては、内服薬や注射は特に制限はございませんが、点眼薬はレーシック治療 1週間後から可能となります。
通常、眼が良い方と同じように病院を受診された上で、主治医の先生の指示に従い、点眼薬や内服薬等の治療をされると良いかと思います。
尚、当院で手術後に処方する点眼薬には、花粉症の眼症状を抑えるものも含まれており、手術後に眼が痒くなりにくくなっております。
当院ではドライアイ等でコンタクトレンズの装用が困難な方が、数多く治療を受けられており、良好な結果が得られております。
尚、ドライアイがある場合には、レーシック治療に支障がない場合と、先に一般的な眼科でドライアイの治療を行ってからレーシック治療を行った方が良い場合とがあります。
そのため、当院では手術前の検査にて、角膜の乾燥状態を調べる検査を行っており、ドライアイが非常に強い場合には、ドライアイの治療をお受け頂いた後にレーシック治療をお勧めする場合もございます。ご了承下さい。
また、レーシック治療後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、手術後はしばらく乾燥症状が強くなりますので、その間は点眼薬等によるケアが必要となってくる可能性がございます。
通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約 6ヶ月から12ヶ月程かかります。
尚、手術前からドライアイの傾向がある場合には、最終的に手術前とほぼ同等の涙の分泌量に改善した場合でも、もともとのドライアイが治るというわけではないため、治療によって視力を回復した後も、やはり、乾燥に対する点眼等の治療が必要となってくるかと思われます。
当院では怪我や眼をこすってしまう等のトラブルを避けるため、夜間の保護眼帯と日中の保護用サングラスを無料にて差し上げております。
夜間の保護眼帯は外れないように、サージカルテープでしっかり固定して頂く形となります。
テープの留め方見本写真が載った手術後ガイダンスを、手術当日にお渡ししておりますので、ご安心下さい。
また、手術に際して、多くの方が就寝中に保護眼帯が外れてしまわないか、ご心配されていらっしゃいますが、実際のところ、手術当日は手術後の緊張が取れていらっしゃらない、乾燥が気になり点眼薬をさす等で、熟睡されて無意識に眼を擦ってしまったというお話は、翌日検診の診察時にあまりお伺い致しません。
また、保護眼帯のテープの止め方も、日に日に慣れられるようです。
そのため、就寝中に瞼が開いた状態になり、夜間の乾燥が考えられる場合でも、より安心して治療をお受け頂くことが出来るかと思います。
尚、手術後間もないうちは涙の分泌がまだ不安定であり、乾燥による症状として違和感異物感などが生じやすくなっております。
また、夜間就寝時には、涙の分泌が特に低下することによって、起床時に乾燥による眼の霞み見えづらさが生じることがございます。
当院では術後に角膜保護剤を処方し、乾燥時にご使用頂いております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。