Q&A
2011年01月25日 (?歳/男性)
手術が可能であれば、具体的に検討に入りたいと考えておりますが、緑内障の場合は手術が出来ないこともあるとの話を伝えきいており、御相談させていただくものです。
現在は、ハードコンタクトレンズとメガネ(近視用老眼用)を使っていますが、使い分けや、持ち運び、メンテナンス等が面倒なので、手術が出来ればうれしく思っています。私の現在の状況を以下の通り、ご説明します。
視力は裸眼では、0.01程度、若干の乱視あり。
普段はハードコンタクトレンズとメガネの併用。
スポーツ、自動車運転時はコンタクト、それ以外は仕事時在宅時はメガネと使い分けている。
コンタクトの場合は、近くが見づらいので、その場合は老眼鏡も併用。
矯正視力は、コンタクトで1.0、メガネで0.6程度。
緑内障との指摘を3、4年前に受け、現在は、眼圧を下げる薬を点眼中。
医師からは、眼圧は高くない(正常眼圧緑内障)が、少しでも、低い方が進行が遅らせられるとのことで、点眼液を処方されている。
以上、宜しくお願い致します。
当院では幅広い年代の方が治療を受けられており、40歳代、50歳代の方も治療を受けられております。
レーシック治療では近視乱視を矯正することは可能ですが、老眼に関してはレーシック治療では回復できませんので、レーシック治療後は普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まり、老眼鏡は必要となります。
老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えて、ピントをうまく合わせられなくなる状態(眼の老化現象)のことを言います。
既に老眼が始まっている方がレーシック治療をお受け頂いた場合には、同年代の、既に老眼が始まってしまっている方と同じような状態になります。
日常生活上は遠くのものを見る際には、特にコンタクトレンズや眼鏡は必要なくなるかと思われますが、手元の細かいものなどを見る際には、老眼鏡が必要となってくるデメリットがございます。
また、手元の見え方に関しての違和感の目安としては、現在お使いのコンタクトレンズや眼鏡を装用したまま、手元を見た際に感じる違和感に近いかと思われます。
※近視がある場合は老眼になっていても自覚し難いため、レーシック治療によって近視乱視を矯正した場合は老眼が残ることで、治療後には、普通に眼が良い方と同じ様に老眼を自覚しやすくなりますので、完全に近視を矯正した場合には、手元はある程度の見えづらさが出てくることが予測されます。
老眼に関しては、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられますが、どの程度の速さで進行するかに関しては個人差がかなり大きいため、予測することは困難です。
但し、レーシック治療によって、普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
レーシック治療をお受け頂いた場合のメリット(遠くは眼鏡が必要なくなる)、デメリット(近くを見る際には老眼鏡が必要となる)をよくご検討頂いた上で、治療を受けられるかどうかをお決め頂くとよいかと思います。
緑内障がある方に関しては、レーシック治療は禁忌ではありませんが、慎重に行う必要があります。
現在の緑内障の状態が落ち着いており、現在受診されている緑内障の先生が許可された場合には、当院でも治療を検討させて頂きます。
尚、レーシック治療後の緑内障の継続治療、また必要な際には手術をお受け頂くことも可能ですが、レーシック治療では角膜を削って近視乱視を矯正する為、手術後は角膜が若干薄くなる分、見かけ上の眼圧が少し低めに測定結果が出ますから、宜しければ一度、現在、緑内障を診てもらっている主治医の先生にレーシック治療に関してご相談頂くことをお勧め致します。
また、現在の眼の状態、治療内容などに関しまして記載された紹介状を、当院にて検査をお受け頂く際にお持ち頂くことをお勧め致します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。