Q&A
2011年01月25日 (45歳/男性)
老眼治療について、レーシックカムラを受けた場合、レーシック治療はどの手術になりますか(アマリスZ等)?
また、今回はレーシックのみで将来老眼治療のカメラ挿入は可能になりますか?
もし不可能なら他の治療方法(CK等)になりますか?
今回はレーシックのみで将来 老眼になった場合どのようにすればよいですか?
(老眼鏡?手術?)
今現在レーシックのみを受けた方々が老眼になった場合、どのようにされるのでしょうか?
また、品川近視クリニックの先生の中にレーシックカムラを受けた方はおられますか?
私は年齢が45歳なので少し老眼?でカメラシーックにするかレーシックのみするか迷っております。
もちろん適応検査を受けてみてからの判断だとは思っております。
これまではレーシックカムラ(スタンダード)のみ行っておりましたが、患者様のご要望にお答えして、2010年11月 1日より、エキシマレーザーに Schwind 社のアマリス750Sを用いたアマリス750レーシックカムラを開始致しました。
使用している機器は、以下の通りです。
【レーシックカムラ(スタンダード)】
◇フェムトセカンドレーザー
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー
(誤差調整マイクロシステム付設)
◇エキシマレーザー
:Wave Light社製 Allegretto WAVE Eye−Q
(コンディションメーター搭載)
【アマリス750レーシックカムラ】
◇フェムトセカンドレーザー
:AMO社製 イントラレースFS60レーザー
(誤差調整マイクロシステム付設)
◇エキシマレーザー
:Schwind社製 アマリス 750S
レーシックカムラは老眼の症状がある40〜65歳の方で、白内障や緑内障などの眼疾患や全身疾患がなく、また、過去にレーシックの施術を受けた事がない方が対象となります。
(全身疾患がある方にはレーシックカムラをお勧めすることはできません。何卒ご了承下さい。)
※既にレーシック手術を行っている場合、レーシック手術時に作成したフラップがあるため、再度カムラインレーを挿入するためのフラップを新たに作成することができません。
そのため、既にレーシック手術をお受け頂いている方は、現時点では対象となりません。
ご了承下さい。
(この手術はまだ新しい治療のため、現時点ではレーシック手術後の方はお受けしておりませんが、今後、レーシック手術後の方も対象にしていけたらと思っております。)
『CK治療』とは、角膜の周辺部に熱を加えて角膜の形状を変化させて、手元をある程度見えるようにする方法です。
CK治療は治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方がある程度落ちてしまうため、両眼の手術は行わず、利き目ではない眼を少し近視側に傾け、利き目で遠くを、利き目ではない眼で中近距離を見え易くします。
尚、両眼での見え方のバランスの問題や、深径覚(奥行きを認識する間隔)の低下、レーシック手術と比較して回復に時間がかかること、今後も老眼の進行で見え方が変化していることがある等、様々な術後状態を十分に予測考慮してお受け頂く必要がある治療といっても過言ではございません。
そのため、事前に十分な回数の詳細な検査や担当ドクターとのお話合いを要しますことをご理解頂ければと思います。
CK治療の適応基準としましては、遠方のものは裸眼で不便なく見ることができ、中近距離を見るときに老眼鏡を必要とされる40歳以上の方となります。
白内障など、眼に病気等がなければ年齢による上限はございません。
(遠方視力を重視する方ではなく、長時間運転をしない方が対象となります)
レーシック手術後にCK治療を受けられる場合には、眼の屈折度数がほぼ安定してくる3ヶ月後検診後にCK治療の適応検査をお受け頂き、レーシック手術から半年以上経ってからCK治療をお受け頂いております。
ドクターを含め、当院で勤務している数多くのスタッフがレーシック手術を受けておりますが、レーシックカムラに関しましては、当院の医師の中には、レーシックカムラの適応基準を満たすもの(40歳以上)も少ないため、現時点ではまだおりません。
レーシックカムラは、治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方が少し下がってしまうこともございますので、両眼の手術は行わず、片眼のみの手術にしております。
ただし、今までの老眼治療(CK治療やモノビジョン LASIK)には遠くの見え方がかなり下がってしまうという欠点がありましたが、カムラインレーによるレーシックカムラは、遠くの見え方を極端に下げることなく、近くの見え方を改善します。
また、CK治療やモノビジョン LASIKでは、左右の見え方を変える為、体質的に合わない方もいらっしゃいましたが、カムラインレーによるレーシックカムラはそういった方でも適応になる可能性が高いのも特徴です。
(暗い所での読書や極端に小さい文字を読む際は、老眼鏡が必要となる場合がございます。)
ただし、老眼の進行自体は一種の老化現象であるため、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられます。
残念ながらカムラインレーは、加齢による老眼進行を調整することまではできません.
そのため、レーシックカムラをお受け頂いた場合でも、年齢を重ねることで老眼が今より強くなっていくこと(ピントを合わせるための調節力が下がる)が予想されますので、それに伴い見え方も変わっていくことが予想されます。
当院では、予めその旨をご理解頂いた上で、手術をお受けになるかどうかを、ご自身でお決め頂いております。
当院には様々な手術法(使用する機器の組み合わせによって手術法が異なります)があり、それぞれ異なる特徴をもっておりますので、患者様の現在の眼の状態や生活状況から、その方に合った手術法をお選び頂くことが可能です。
尚、実際に手術が可能かどうか、どの位の視力回復見込みがあるか、どの手術法が適切であるかは、現在の眼の状態を詳細に検査しないとわかりかねます。
今、レーシック手術をお受け頂いて老眼が出てきた際は、老眼鏡やCK等の老眼治療で対処頂くか、老眼が出てきてから老眼治療レーシックカムラをお受け頂くか、どちらが良いかは生活環境などにより、どの程度の視力が要求されるか等が異なってくる為、一概に申し上げることは出来ません。
当院では、検査の結果や生活状況から、その方に合った手術法をご提案しておりますので、よろしければ一度、無料カウンセリング検査にお越し下さい。
(詳細な検査の結果によっては、手術をお受け頂くことが出来ない場合もございますことを、ご了承下さい。)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。