Q&A
2011年03月01日 (34歳/男性)
アベリーノ検査は無料検査の時でなくてはだめでしょうか。
まだ、手術をするか迷っているのですが、手術の時ではだめでしょうか?
当院では、【適応検査にて手術が適応となった患者様】を対象に、『遺伝性角膜混濁の遺伝子検査』を開始致しました。
遺伝性角膜混濁の遺伝子検査についてですが、角膜は本来透明な組織ですが約0.1 %程度の確率で遺伝的に混濁をきたすことがございます。
その代表的な疾患にアベリーノ角膜ジストロフィー(顆粒状角膜ジストロフィー)があります。
(角膜の実質に特徴的な顆粒状の混濁をきたす稀な遺伝性疾患です)
角膜の混濁は通常20歳以降に出現し、年齢と共に徐々に増加しますが、発症年齢や頻度には個人差があり、遺伝子の異常によって生じることが最近になって判明しました。
また、最近、海外で屈折矯正手術後にアベリーノ角膜ジストロフィーが発見されたとの報告がなされたため、当院では、屈折矯正手術の安全性を一層高める目的で、術前検査の一環として遺伝性角膜混濁の遺伝子検査を導入いたしました。
検査方法と致しましては、清潔な専用綿棒を用いてご自身で口腔粘膜(頬の内側)をこすって頂き、検査資料を採取するといった簡単なものです。
尚、この検査は任意の検査となります。
そのため、検査当日には、遺伝子検査費用として実費で10000円かかりますことをご了承下さい。
(任意の検査ですので、遺伝子検査をお受け頂かなくても、手術自体をお受け頂くことは可能です)
また、検査結果が出るまでにお時間がかかりますため、手術当日に遺伝子検査をお受け頂くことは出来ません。
(ワンデーレーシックの場合は除きます)
適応検査時は遺伝子検査を受けずに手術を決めてから遺伝子検査を希望される場合は、手術日以前に一度当院へお越し頂き、遺伝子検査をお受け頂く必要がございます。
検査結果に関しましては手術当日の診察時に、直接ご本人様にお伝えする形を取らせて頂いております。
また、詳細につきましては検査当日にご案内しておりますので、その際にご相 談下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。