Q&A
2011年04月11日 (?歳/男性)
老眼治療のアキュフォーカス+レーシックは、片目のみの施術とありますが、両眼とも老眼なのに、片目だけの施術で両眼とも見えるようになるのですか?
当院では、レーシック手術を既に行っている方でも受けられる老眼治療として、『アキュフォーカス』を開始致しました。
アキュフォーカスは、レーシックの手術に使用されるフェムトセカンドレーザーを照射して角膜にポケットを作り、ポケットの中にカムラインレーを設置することで、カムラインレーのピンホール効果により、老眼を回復させる(近くの物が見えるようになる)治療法です。
カムラインレーは、真ん中に小さな口径の穴が開いており、コンタクトレンズよりも小さい、直径 3.8ミリ厚さ 5ミクロンの黒いリングのような形をしています。
また、ポケットは、以前レーシックで作成したフラップの切開面より深い所に作成されます。
そのため、フラップにも影響がなく、その形状から安定性にも優れております。
アキュフォーカスは、治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方が少し下がってしまうこともございますので、両眼の手術は行わず、片眼のみの手術にしております。
ただし、今までの老眼治療(CK治療やモノビジョン LASIK)には遠くの見え方がかなり下がってしまうという欠点がありましたが、カムラインレーによるアキュフォーカスは、遠くの見え方をほとんど下げることなく、近くの見え方を改善します。
※アキュフォーカスでは、中間距離も比較的見える(遠方から近方まで見える)ことを目標にしております。
【両眼とも老眼なのに、片目だけの施術で両眼とも見えるようになるのですか】につきましては、ご指摘の通り、カムラインレーを挿入するのは片眼のみですので、カムラインレーを挿入していない眼は老眼によって近方が見えづらいままとなります。
アキュフォーカスは、カムラインレーを挿入した眼とカムラインレーを挿入していない眼の両方を使って両眼視します。
近方〜中間距離はカムラインレーを挿入した眼で、遠方は主にカムラインレーを挿入していない眼で見るように、役割分担をしています。
そのため、カムラインレーを挿入していない眼は、老眼を特に感じることはなくなります。
但し、カムラインレーを挿入した眼はカムラインレーを挿入していない眼に比べ、少し暗く感じられますため、暗い所での読書や極端に小さい文字を読む際は、老眼鏡が必要となる場合がございます。
(明るいところでは、それほど暗く感じられないかと思われますが、暗いところでは見えづらく感じられます)
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。