Q&A
2011年05月09日 (37歳/女性)
こんにちわ。
ようやくレーシック手術への踏ん切りがつき予約をさせていただいている者です。
しかしこの期に及んでまだ心残りのある疑問があり、それをすっきりさせたくて質問します。
以前からレーシックをやりたいという私に眼科医の友達が「お願いだからやめて」と反対してました。
理由はずっとドライアイで目薬が手放せなくて困ってる人がいる、とか手術は完璧でも原因不明で円錐角膜になった例がある、とかいろいろ話してくれてました。
それでも海や山で不便なのでレーシック手術を受けたいな、と思って予約させていただいたのですが・・・。
同じ眼科医でもご自身もレーシック手術受けた、とおっしゃる方もいれば、「絶対やらせたくない」と反対意見の方もいます。
この辺の人によって違うお勧め具合の不確定さは何からくるものなのか、実際レーシックにたずさわっていらっしゃる医師の方からすれば、その辺のリスクに関してはどういう考えになるのか、など説明を聞きたくてメールさせていただきました。
怖い記事をみるときりがないので、自分で判断して決定するしかないと思うのですが、何か納得のいくお話がきけたらな、と思いまして。。。
こんな内容ですが、よかったら相談に乗って下さい。
よろしくお願い致します。
エキシマレーザーで近視治療が行われるようになってから約20年が経ちますが、長期的には特に問題がなく、理論的にも問題ないと考えられる為、毎年世界で多数の方がレーシック手術を受けられております。
日本国内で眼科専門医が行ったレーシックが原因で失明したという報告は現在までに1例もありません。
また、当院で行っておりますスタンダードZレーシックやアマリス500Zレーシック、あるいは品川イントラレーシックアドバンスを主としたレーシック手術で失明された方は1例もございませんのでご安心下さい。
当院ではドクターをはじめ、多くの職員が既に治療を受けており、全員が1.0以上の良好な視力に回復しております。
手術に関して最も可能性があるリスクとしては、1度の手術で必ずしも近視乱視が完全に治療できるとは限らないことがあげられます。
当院で手術を受けられた患者様の99.5%が1回の手術で 1.0以上の良好な視力に回復されておりますが、レーザーの効果には個人差があるため、もともとの近視乱視度数が強い方の場合は、1回目の手術でも近視乱視が残り、追加矯正手術が必要となる場合がございます。
その他のリスクとしては、手術後は一時的に涙の分泌が不安定になる為、眼が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出やすくなります。通常は時間の経過と共に徐々に改善してくるのですが、手術前と涙の分泌量がほぼ同等になるには約6ヶ月から12ヶ月程かかり、その間は眼の乾燥症状として異物感や違和感が起こりやすくなっておりますので、点眼薬等によるケアが必要となってくる可能性がございます。
尚、手術前からドライアイの傾向がある場合には、最終的に手術前とほぼ同等の涙の分泌量に改善した場合でも、もともとのドライアイが治るというわけではないため、治療によって視力を回復した後も、やはり、乾燥に対する点眼等の治療が必要となってくるかと思われます。
また、レーシック手術後、最初の内は光が散乱したり、ぼやけて感じたりするハログレア症状が出ます。
ハログレア症状は時間の経過と共に徐々に改善していき、多くの場合は手術3ヶ月〜6ヶ月後にはほとんど気にならないレベルに落ち着いていきますが、瞳孔の大きい方や、手術前の近視乱視度数が強けれ強いほどハログレア症状は強く出、改善にも時間がかかる傾向にあり、まれに生活に支障がないレベルで症状がわずかに残ることがあります。
レーシック手術そのもので失明するということは一切ございませんが、レーシック手術の中でも特に手術後視力が低下してしまう原因として、角膜が手術後に変形してしまう角膜拡張症といわれる症状が出ることがごくまれにございます。
角膜拡張症を起こしてしまうと、再び近視乱視が出てきてしまい、視力が低下してしまうため、当院では角膜拡張症を起こすようなリスクが高い方に関しては、手術をお勧めしておりません。
角膜拡張症のリスクを予測する検査として、角膜の形状の検査があり、当院では3通りの方法で形状の測定を行うことでより安全な手術を行うことができるようになっております。
術後の回復には個人差がございますため、一概には申し上げられません。
そのため、術前にドクターにより、手術を受けられる場合のリスクについてご説明させて頂き、ご納得の上でご手術をお受け頂いております。
手術に関しましては、その方にとってのメリットデメリットをよくご検討の上、ご自身の判断にてお決め頂くことが大切です。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。