Q&A
2011年07月12日 (?歳/男性)
脊髄損傷で車椅子に乗っています。
持病に糖尿病も有りますが、レーシックの手術は可能でしょうか?
へそから上は感覚も有るので自分で車も運転します。
糖尿病がある場合でも、お体の状態(血糖値のコントロール)及び眼の状態が安定しており、その他の眼の状態に問題がなければレーシック手術をお受け頂くことは可能です。
糖尿病の眼の症状が出ている方の場合は、正常な眼と比べますと、術後の傷の治り方が若干遅くなる傾向がございます。
また、術後の眼の回復にも時間がかかる可能性がございますのでご了承下さい。
尚、インスリンを使用していらっしゃる方の場合、今後、眼疾患を起こす可能性があるため、当院での屈折矯正の手術はお受け頂けません。
また、糖尿病網膜症を発症している場合は、レーシック手術を行うことは出来ません。
手術後に回復し得る視力の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで矯正されて見える視力が目安となります。
眼鏡やコンタクトで視力が出ない場合は、レーシックを行った場合でもそれ以上の視力回復は困難な場合もございます。
また、糖尿病等の合併症としての眼の病気等で視力が低下している場合には、残念ながら近視乱視を矯正した場合でも視力の回復は困難かと思われます。
尚、現在のお体の状態及び眼の状態に関しては、はっきりとしたことは文面のみではわかりませんので、一度お体の状態に関しては内科の主治医の先生に、また眼の状態に関しては眼の状態をみて頂いている主治医の先生に、当院で検査をお受け頂く前に、レーシック手術に関してご相談頂くと良いかと思います。
主治医の先生がレーシック手術が可能ではないかと判断された場合で、もし当院にて検査をお受け頂く場合には、より手術の参考となりますので、紹介状をお持ち頂きますよう、お願い申し上げます。
車椅子をご利用の方も当院にて手術を受けられており、ご来院の際には当院のスタッフが患者様への誘導介助を行っておりますので、ご安心下さい。
当院には車椅子でも使用できるトイレはございます。
尚、レーシック手術はミクロの単位で角膜を削る治療方法である為、手術時にベッド上にて一定時間(数分程度)、安定した姿勢を保って頂く必要がございます。
また、レーシックの手術では正確な精度を要し、適応検査では暗所明所での約3時間の検査となりますため、もし一定時間の体位保持が困難な場合には、残念ながらレーシック手術はお勧めすることは出来ません。
現在のお身体の状態に関しましては、文面のみでははっきりとは分からない部分もございますので、一度、受診されている主治医の先生に眼の手術(レーシック手術)についてご相談頂くとより良いかと思います。
また、当院へお越しの際には、できましたら現在のお体の状態について記載された紹介状をお持ち頂ければ幸いです。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。