Q&A
2012年03月28日 (?歳/男性)
レーシック+老眼治療ですが、レーシックカムラとアマリス750レーシックカムラとの違いとアマリス750レーシックカムラの優位性をご説明願えませんか。また、レーシックとカムラを別々の日に行った場合、請求、お支払は一括ですか別々ですか。
『レーシックカムラ』は使用する機器の組み合わせによって、手術法が異なります。
レーシックカムラとアマリス750レーシックカムラは、エキシマレーザー(角膜を削り光の屈折率を調節して近視乱視を矯正する機器)が異なります。
レーシックカムラで使用するAllegretto WAVE Eye−Qと、アマリス750レーシックカムラで使用するアマリス750Sの違いとして、周波数の違いがあげられます。
周波数の違いは、トータルの照射時間の違いとなりますが、 Allegretto WAVEEye-Q(400Hz)とアマリス750S(750Hz)が同じ度数を矯正する場合、 AllegrettoWAVE Eye-Qは6秒、アマリス750Sは約3秒と、アマリスは照射時間が短く、乾燥の影響を受けにくいため、より精度の高い照射が可能となっております。
※照射時間が長い場合には、術中の乾燥により、レーザーの効果が強く出てしまい、過矯正気味になることがあります。
これまでのエキシマレーザーのアイトラッカーはAllegrettoWAVEEye-Q等、2次元のものが多かったのですが、2次元のアイトラッカーでは眼の傾きも平面の動きとして認識してしまうため、眼が傾いた状態で照射した場合、照射位置がずれることがあります。
しかし、アマリス750Sが持つ7次元全ての動きを察知できるアイトラッカーは、眼の傾きにも対応でき、正確な照射位置を瞬時に判断します。
当院ではアマリス750S(7次元)の他、 Allegretto WAVE Eye-Q(2次元)等を用いた手術を行っており、どの手術も夜間の見え方の質はよいですが、照射位置の微妙なずれが生じた際は夜間の見え方の質の低下につながりますので、アイトラッキングの性能が良い、アマリス750Sを用いた手術が、より質は高いかと思われます。
また、どのエキシマレーザーの機械を用いても手術を行うことで高次収差(眼球の細かい歪みのことで、大小の差はありますが、全ての方に見られます)は増大します。
しかし、アマリス750Sは7次元のアイトラッカーを用い、また2段階の照射パターンを行うことで、より早くより正確なレーザー照射を実現し、照射時間の短縮によって角膜へのダメージを軽減するだけではなく、手術による高次収差の増大を最小限に抑えることを特徴としています。
そのため、高次収差の増大によるハログレアの発生を最小限に抑えられる可能性がございます。
さらに、アマリス750Sはアベレーションフリープログラムという、術後に高次収差を増加させない照射プログラムを採用しています。
アベレーションフリーは、本来持っている自然な見え方の“質”を保ちながら、
視力を向上させる最先端の手術法として世界的にも注目されています。
アマリス750レーシックカムラの場合、レーシックカムラやアマリス750レーシックカムラ同様、近視乱視をお持ちの方は、まずレーシック手術をお受け頂きますが、カムラインレーの挿入は、レーシック手術の1ヶ月後に行います。
アマリス750レーシックカムラは、レーシック手術とカムラインレーの挿入を分けてお受け頂き、カムラインレーをポケットに挿入することで、角膜厚が足らずレーシックカムラをお受け頂くことが出来ない方でも、ほとんどの方が適応となります。
また、レーシックカムラやアマリス750レーシックカムラの手術後よりも角膜強度を維持することが可能である上、手術後のドライアイの症状もかなり穏やかで、断然経過状態が安定しております。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。