Q&A
2012年05月06日 (42歳/女性)
私は幼少の頃より極度の遠視・乱視です。
現在はハードコンタクトレンズ(右8.30/+7.00/9.6左8.10/+6.00/9.4)を使用しています。
30代は眼鏡やコンタクトレンズを外しても裸眼でテレビなどは見る事ができましたが、近年は眼鏡やコンタクト無に何かを見るという事ができなくなっており、視力検査を裸眼で受けると0.4前後しか視力がありません。
もちろん手元も見えておりません。レーシックでは遠視も手術感可能ということですが、私のような遠視の者は老眼になるとどうなるのか想像ができません。
希望は老眼を矯正するレーシックの手術ではなく(カムラを使用しないタイプ)普通のレーシックでの矯正ですが、仮に検査等で普通のレーシックを施術していただく事が可能であっても眼鏡などの助けが必要となってしまうのでしょうか?
レーシックの手術を受けるのであれば、眼鏡やコンタクトの煩わしさから解放されたいのですが、費用の事もあるのでこのようなお問い合わせをさせていただきました。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視・遠視・乱視の手術が可能であり、近視度数は−14D(単位:D=ディオプター)まで、乱視度数は−6Dまで、遠視度数は+6Dまで手術可能です。
※強度近視とは、近視度数が−6.25D以上のことを指し、裸眼視力で表しますと0.05未満となります。
レーシック手術では角膜を削ることで近視遠視乱視を矯正するのですが、どれだけ角膜を削るかは、近視遠視乱視度数によって決まってきますので、残念ながら近視遠視乱視度数が強く、尚且つ角膜の厚さも少ない方は、レーシック手術の適応とはならない場合もございます。
尚、遠視と、近視・乱視の手術の異なる点としては、一般的には遠視の手術のほうが、若干度数が安定するのに時間がかかる傾向がある(近視手術の場合は、約3ヶ月程で眼の状態がほぼ安定してきますが、遠視手術の場合は、それより時間がかかる場合がございます)ことが挙げられます。
一方、今回遠視手術をお受け頂いた場合のメリットとしては、遠視が軽減されることにより、手元が現在よりも見えやすくなることが挙げられます。
但し、既に始まっている老眼そのものは残るため、完全に老眼鏡が必要なくなるとい
うわけではございませんことを、ご了承下さい。
老眼に関しては、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられますが、どの程度の速さで進行するかに関しては個人差がかなり大きいため、予測することは困難です。
但し、レーシック手術によって、普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。