Q&A
2012年06月22日 (33歳/女性)
今回レーシック手術を受けた場合、将来受けられなくなる老眼治療はありますか。
レーシックカムラという方法は受けられると聞きましたが、その他の方法はとれるのでしょうか。
老眼治療の方法はモノビジョンレーシックや老視矯正レーシック、その他いろいろあるとのことでしたので御質問させていただければと思います。
また、各種ある方法について、安全性や見え方など良し悪しや、最もオススメされる方法がいずれの方法なのか、現在多くの方が受けられている方法はいずれかなども併せて教えていただけると幸いです。
なお、レーシックカムラという方法は片目にのみカムラインレーというものを入れるようですが、左右の見え方が変わってくるのでしょうか。
方目は遠くを見るため、もう片方は近くを見るために使うということになるのでしょうか。
現在の老眼の治療には、モノビジョン法(もう片眼を遠方に合わせ片眼を少し近視を残し近方に合わせる方法で、レーシックやCK等で行う方法)、遠近両用レーシック、老視用眼内レンズ(調節型の眼内レンズ、多焦点眼内レンズ)、レーシックカムラ等がございます。
現時点でレーシック(両眼とも遠方をよく見えるようにする)を行い、将来老眼が出現した頃に、角膜の厚さが問題なければモノビジョン法や両眼とも再度レーシックで近視に傾けたりすることで、近方を見え易くすることは可能です。
『CK治療』とは、角膜の周辺部に熱を加えて角膜の形状を変化させて、手元 をある程度見えるようにする方法です。
CK治療は、治療をお受け頂くことによって、手元の近い距離が見えやすくはなるのですが、遠くの見え方がある程度落ちてしまうため、両眼の手術は行わず、利き目ではない眼を少し近視側に傾け、利き目で遠くを、利き目ではない眼で中近距離を見え易くします。
遠近両用レーシック『プレスビーマックス』は、レーシックでも使用するエキシマレーザーを使用し、角膜を遠近両用コンタクトレンズのような形状に変化させ、近くも遠くも見えるようにする老眼治療です。
老眼と近視遠視乱視を同時に回復することが可能ですが、見え方が曖昧なため、当院ではレーシックカムラをお勧めしております。
レーシック後に老視の程度が強くなった際に、眼内レンズ(調節型の眼内レンズ、多焦点眼内レンズ)を挿入する方法もございますが、屈折度数(近視や遠視等)のズレの問題や近方視が完全に見えるわけではない点より、現時点では白内障を持っている方に行うのが一般的です。
当院では、レーシック手術を既に行っている方でも受けられる老眼治療として『レーシック後カムラ』を行っております。
近方〜中間距離はカムラインレーを挿入した眼で、遠方は主にカムラインレーを挿入していない眼で見るように、役割分担をしています。
また、水晶体を温存したままでカムラインレーを挿入するため調節機能は保たれますので、ある程度のピント調節は可能です。
そのため、術後は老眼の症状は減少します。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。