Q&A
2012年07月22日 (31歳/男性)
子供の頃からかなり強度の近視で、現在レーシックの手術を検討しているのですが、強度の近視でも手術を受けることは可能でしょうか?
また十分な視力回復(例えば裸眼で車が運転できる程度)は期待できるものでしょうか。
自身の正確な視力の値は把握していませんが、市販の使い捨てコンタクトで、最も度の強いものを使用してようやく1.0あるかないかといった状況です。
また眼の表面のカーブも一般の人と若干違うらしく、コンタクトのベースカーブもやや特殊なものを使っています。
コンタクトの使用暦は14〜15年と長く、長期間コンタクトを使用している人はレーシックを受けられない、といった噂も聞いたことがあり、加えて上述のとおりかなり強度の近視ですので、手術が可能かどうか、及び十分な視力回復が見込めるのかどうか、教えていただければと思います。
長期間コンタクトレンズを装用した場合には角膜が薄くなるといわれますが、一概にどの位という期間は定まっておりません。長年コンタクトを使用されている方も、現在の眼の状態に問題が無ければ、レーシック手術をお受け頂けます。
当院で導入しております最新のエキシマレーザーは、ほとんどの強度近視遠視乱視の手術が可能であり、近視度数は−14D(単位:D=ディオプター)まで、乱視度数は−6Dまで、遠視度数は+6Dまで手術可能です。
尚、レーシック手術では近視乱視を矯正することは可能ですが、眼の神経や網膜など何らかの眼の異常があり、近視乱視以外が原因で視力が低下している場合には、レーシック手術をお受け頂いても残念ながら視力の回復はあまり望めません。
レーシック手術をお受け頂いた場合の視力回復の目安としては、現在眼鏡やコンタクトで見える視力が目安となります。
眼鏡やコンタクトで視力が出ない場合はレーシックを行った場合でも、それ以上の視力回復は困難です。
レーシック手術では、角膜を削ることで近視乱視を矯正するのですが、生まれつき角膜が薄い方や、手術後に効果が出にくい角膜の形をしている方(手術前の検査にて分かります)には手術をお勧めしない場合がございます。
尚、当院の適応検査で手術不適応となった方の割合は、全体の約11.5%となっております。
当院には様々な手術法(使用する機器の組み合わせによって手術法が異なります)があり、それぞれ異なる特徴をもっておりますので、患者様の現在の眼の状態や生活状況から、その方に合った手術法をお選び頂くことが可能です。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。