Q&A
2012年10月10日 (39歳/女性)
レーシックを受けることを考えていますが、40歳から老眼治療もできるので、少し先延ばしにするべきか考えています。
現在老眼はありませんが、老眼治療を一緒に行うことは可能でしょうか?
それとも、まとめて手術したかったら老眼が始まってからのほうが良いでしょうか?
通常、治療を行う際には、近視乱視がほぼ無くなる状態(正視といいます)になるように、治療を行います。正視というのは、普通に眼が良い方と同じ状態ですが、レーシック手術そのものは老化現象を防ぐものではないため、レーシック手術をお受け頂いても、40代中頃(早い方では40歳前後)になると、普通に眼が良い方と同じように、手元が見えづらくなってくる老眼の症状が出てきます。(老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。)
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック手術では回復できませんので、手術をお受け頂いても老眼鏡は必要となります。
手術により眼が良くなった場合には、もともと眼が良い方と同等の条件になるとお考え下さい。
普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
当院では、レーシック手術を既に行っている方でも受けられる老眼治療として『レーシック後カムラ』を開始致しました。
レーシック後カムラは、レーシックの手術に使用されるフェムトセカンドレーザーを照射して角膜にポケットを作り、ポケットの中にカムラインレーを設置することで、カムラインレーのピンホール効果により、老眼を回復させる(近くの物が見えるようになる)治療法です。
また、ポケットは、以前レーシックで作成したフラップの切開面より深い所に作成されます。
そのため、フラップにも影響がなく、その形状から安定性にも優れております。
今、レーシック手術をお受け頂いて老眼が出てきた際は老眼鏡や老眼治療(レーシック後カムラ)で対処頂くか、老眼が出てきてからレーシックカムラをお受け頂くか、どちらが良いかは生活環境などにより、どの程度の視力が要求されるか等が異なってくる為、一概に申し上げることは出来ません。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。