Q&A
2013年02月20日 (40歳/女性)
近視と乱視があります。
いま40歳で、まだ老眼の症状はありません。
老眼の症状がない場合は、老眼治療はできないでしょうか?
レーシックを受けた後に、老眼になって老眼治療をさらに受けるより、レーシックと老眼治療と一度にできる手術(レーシックカメラなど)を受けた方が料金的に得なようですが。
手術の種類が多く、どれが自分によいのかがよく分かりません。老眼治療ができないなら、40歳以上が受けられるレーシックであまり高額でない手術にしたいと思っています。
当院では幅広い年代の方が手術を受けられており、40歳代、50歳代の方も手術を受けられております。
レーシックで手術を行った場合は、普通に眼が良い人と同じように、ある程度の年齢になると老眼が始まります。
老眼とは年齢と共に眼の調節能力が衰えてピントをうまく合わせられなくなる状態のことを言います。
レーシック手術では近視乱視を矯正することは可能なのですが、残念ながら老化現象(老眼)に関しては治療は出来ません。
老眼に関しては年齢的に徐々に症状が強くなり、レーシック手術をお受け頂いても、お受け頂かない場合でも、老眼鏡は必要となります。
また、近視が強い方は老眼になっていても自覚し難いため、レーシック手術によって近視乱視を矯正した場合は老眼が残ることで、手術後には、普通に眼が良い方と同じ様に老眼を自覚しやすくなりますので、完全に近視を矯正した場合には、手元はある程度の見えづらさが出てくることが予測されます。
当院では老眼治療『レーシックカムラ』を行っております。
レーシックカメラは、角膜内に《カムラインレー》を設置することで、カムラインレーのピンホール効果により老眼を回復させる(近くの物が見えるようになる)ことが可能となった治療です。
※カムラインレーは、真ん中に小さな口径の穴が開いており、コンタクトレンズよりも小さい、直径3.8ミリ厚さ5ミクロンの黒いリングのような形をしています。
また、この『レーシックカメラ』は、近視遠視乱視をお持ちの方は《レーシック》を同時にお受け頂くことで、老眼と近視遠視乱視を同時に回復することが可能です。
老眼に関しては、今後加齢と共に徐々に進むことが考えられますが、どの程度の速さで進行するかに関しては個人差がかなり大きいため、予測することは困難です。
但し、レーシック手術によって、普通以上に老眼が早くなったり、きつくなったりするということはございませんのでご安心下さい。
40歳以上の方の場合、いつ頃カムラインレーの挿入手術をお受け頂くと良いかは一概には申し上げることが出来かねます。
老眼により日常生活上でご不便を感じるようになってからでも宜しいかと思われますが、老眼症状(自覚)が明らかでなくても、今後老眼は進行するため、予防的にカムラを挿入することで、術後のトレーニング(慣れるのに)が楽になるかと思われます。
※Q&Aの内容は相談当時のものをそのまま掲載しておりますのでサービスや内容が現在のものと変わっている事もあります。詳しくは品川近視クリニックまでお問合せ下さい。